【NEW】2024年4月号 「子どもの生活リズムってどうしたらいいの?」

「子どもの生活リズムってどうしたらいいの?」

 
 保育所入所にあたり、「帰宅時間が遅いので子どもが夜更かしになってしまうのでは?」 と、お子さんの生活リズムについての相談がありました。昼寝をしなかった子が急に昼間に寝るようになったり、新しい環境での生活で、友達の存在や目に入ってくる風景、耳に聞こえてくる音など多くの刺激にさらされたりして、今までの生活リズムが崩れてしまうこともあるかもしれません。それは大人が思っている以上で昼間の刺激が処理しきれずに夜泣きがでてくることもあります。心配な時は、担当の保育士に保育所での睡眠や食事の様子を聞いてみましょう。
 また、お家での生活の様子を伝え、1日を通して子どもの様子を把握しておくのも良いと思います。子ども(特に赤ちゃん)は自分で伝えることができないので保育所と細かく連携していくことが大切です。夜、子どもがリラックスして眠りにつくために、まずは日中たくさん遊ぶこと、食事など生理的欲求が満たされること、そして何より安心できる人と一緒にいることです。生活リズムを整えるには、決まった行動、決まった場所、決まったアイテムなどがあると整えやすいです。
 そのような意味では、保育所や幼稚園の毎日の生活時間は理想的だと思います。子どもにとって、寝ることが体をつくる基本になります。第1に寝ることを優先にして、最初に寝る時間、起きる時間のリズムを作ってみては如何でしょう?大人はどうしても活動する時間を中心に考えがちですが、子どもの発達のためには寝る時間ありきで考えましょう。それから、日中の活動する時間を組み立ててあげると機嫌よく活動的に過ごせます。
 保育所に通い始めの頃は、親も子もまだ慣れていないので、親が無理をし過ぎて疲れたり余裕がなくなったりすると、それが子どもに伝わり不安になってしまいます。最初は慣れないものだと思って無理をせず、親も休息、睡眠をとることを第一に考えてくださいね。

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