2024年3月号 防災用品に歯ブラシを入れましょう

防災用品に歯ブラシを入れましょう

 元日に起こった能登半島地震で、改めて自然災害の恐ろしさを感じた方も多いのではないでしょうか。いつ、どこで災害がおこるか、誰にも予測はできません。日頃から備えておくことがとても大切になります。
 今回の災害でもライフラインが切断され、特に水不足については、たびたび報道をされています。断水時は飲料水が優先され、貴重な水を歯みがきに使うことがためらわれます。そのため歯みがき出来ずに、お口の中を清潔に保つことがむずかしくなり、細菌が増殖して健康にさまざまな影響を及ぼすことがあります。また、災害時の支援物資には、カロリーの取れる菓子パンや甘いもの、柔らかい物が多く、むし歯になりやすくなります。
 お水がなくても歯をみがく方法としては、歯みがき剤をつけずに磨いて、ウェットティッシュ等で歯ブラシの汚れをふき取る方法があります。アルコールの入っていないウェットティッシュを用意しておくと、直接お口の中にも使うことができ便利です。
 大人の方は洗口剤を使用する方法もありますが、小さなお子さんはうがいができませんので、必ず歯ブラシが必要になります。支援物資の中にお子さんにあった歯ブラシがあるとは限りません。お子さん用の歯ブラシも含めて、ご家族人数分の歯ブラシを準備しましょう。お子さんの歯ブラシは、歯の萌出状況によって適した大きさが変わりますので、年に1回、防災用品の確認をする際にあわせて見直しをしましょう。

 今回の地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げると同時に、被災地の一刻も早い復興をお祈り申し上げます。

みらいからのおたより一覧へ施設からのおたよりトップへ

子育て応援情報