2024年3月号 「春から保育園・・・うちの子大丈夫?」

「春から保育園・・・うちの子大丈夫?」

 
 育休が終わり、4月から仕事復帰をする方も多いのではないでしょうか。最近は「はぐ」の中で「子育てだけでも大変なのに、仕事が始まったらどうなるの?」という声を聞きます。子どもを保育園に預けた帰りに耳をつんざくほど泣かれて「こんなはずじゃなかった。子どもの心に傷が残るのではないか?」と心配になるかもしれません。
 でも大丈夫です。保育のプロである保育士を信用して預けてよいと思います。1~2週間ほど泣いてもやがて子どもは慣れていきます。なぜなら、パパママ以外の人からも面倒をみてもらえる、愛されていることが、赤ちゃんなりに肌で分かってくるからです。これはとても大切な経験です。
 そして、お子さんを保育園に預けるときや、迎えに行くときに、担当の保育士さんと楽しそうに話をしてみましょう。話の内容は保育のこと以外でも良いのです。ママやパパが楽しそうに話している姿を子どもは良くみていますし、大人の話も良く聞いています。ママやパパが笑顔でいると赤ちゃんは安心するのです。
 そして、仕事直後は仕事も100%、子育ても家事も100%と考えがちです。でもそれは無理で、現実的ではありません。ですから、仕事と子育て、家事を全て合わせて100ぐらいになるように考えましょう。職場への恩返しや、育児休業明けで申し訳ないという気持ちがあると思いますが、気にしなくて大丈夫。(休みの間、フォローをしていただいた方への感謝の気持ちは大切だと思います。)今は育児で大変な時。長い目で見れば、もう少し経てば恩返しが出来るかもしれません。また、育児がひと段落すると、親の介護などで時間が必要になる方も出てくるかもしれません。そのように「お互いさま」で、代わり合える時がきます。
 子どもは親の頑張る姿、背中をみて成長していきます。保育園に長時間預けて「ごめんね。」ではなく、「一緒に暮らして、こんなに育ってくれてありがとう。」そんな子どもへの感謝を胸に仕事復帰の大変な時期を乗り越えていってくださいね。
 「はぐ」は子育てをするパパとママをいつまでも応援しています。仕事がお休みの日は是非遊びにきてください。

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