2024年2月号 「おなかの風邪をひいてしまったら・・・」

「おなかの風邪をひいてしまったら・・・」

 今年の冬は新型コロナによる行動制限が緩和されてはじめて迎えた冬ということで、久しぶりに季節の行事を楽しめたという方も多かったのではないでしょうか。
 そんな中で、色々な感染症も流行しています。どの病気も大変ですが、特におなかの風邪は、家族での感染を防ぐために注意点がありますので、今回は家族がおなかの風邪をひいてしまった場合の対応についてご紹介したいと思います。

 おなかの風邪をひいてしまうと、おう吐や下痢の症状が出ます。
 例えば、お子さんが急におう吐してしまった場合、みなさんはどうしていますか?
 つい慌てて素手のまま、おう吐物の片付けをしたりしていませんか?おなかの風邪は感染力がとても強いです。あわてて素手のまま対応してしまうと大人にも感染してしまう危険性があるため、感染対策に必要なものをまずは用意しておきましょう。
 備えておいた方がいいものとしては、ビニール袋や、マスク、ゴム手袋、キッチンぺーパー、漂白剤(次亜塩素酸)などです。どうでしょうか?みなさんのお宅にもだいたいあるものではないでしょうか?
 ノロウィルスの場合はアルコールでも消毒できないので、台所用漂白剤(次亜塩素酸)があれば水で希釈して使用することができます。濃度や処理の手順など詳しくお知りになりたい方は、厚生労働省のホームページ「ノロウィルスに関するQ&A」でも紹介されていますので、ご覧になってみてください。

 また、万が一に備えて近所の小児科の予約方法など調べておくと安心です。
 府中市の場合には、保健センターで夜間・休日診療をやっていたり、小児科のオンライン診療もありますね。最近は緊急時は自宅に往診してもらうサービスを利用している方もいるようです。
 
 小さいお子さんがいる方は、万が一お母さんが感染してしまった場合のことも、ご家族で話し合っておけると安心です。
 いざというとき、お父さんにお仕事を調整してもらえそうか、手伝いに来てもらえる人はいそうかなど、いくつか想定しておけると安心ですよ。
 
 たっちでは、年に1回は感染症対策について職員研修を実施しています。何かあればお気軽にお問い合わせください。

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