転んで歯が抜けたり、折れてしまったら？

　7月になり、梅雨開けが待ち遠しいですね。お子さんも晴天の中で元気に遊ぶのを心待ちにしているのではないでしょうか。
　遊んでいる最中に転倒し、お子さんの歯が抜けてしまったとご相談いただくことがあります。歯はあごの骨のくぼみに植わっていますので、強い力が加わると脱臼（だっきゅう）して抜けてしまうことがあります。こういった場合は抜けてしまった歯を乾燥させないで保存することが大切です。身近なものだと冷たい牛乳、生理食塩水、なければ水でも構いませんので浸して、できれば３０分以内に歯科医院を受診してください。歯が折れてしまった時も、折れたものが細かくなければ、歯が抜けてしまった時と同様に、乾燥させないようにし、歯科医院に持っていきましょう。歯が抜けたり折れていなくても、見えない歯の根っこの部分が折れている場合もありますので、かかりつけの歯科医院を受診し、歯の状態を診察してもらうことが大切です。
　梅雨が明けると夏も本番となります。５月の「みらい」からのおたよりでもお知らせした「水分補給」を忘れずに、暑さ対策をしっかりおこない、暑い夏を乗り切りましょう。