「ともに成長する子どもたち」

　先日、東保育所の幼児クラスが縁日ごっこを楽しんでいました。縁日の雰囲気を子どもたちにイメージさせるために、先生方は数日前から廊下に紙風船の提灯をぶら下げたり、玄関には子どもたちが作ったお店の品物を飾ったりして環境を整えていました。
　「チョコバナナ」「焼き芋」「たこ焼き」「射的屋さん」など多くの品物が並び、子どもたちは工夫した作品を 毎日眺めながらお迎えに来たお母さんに「これ買うんだ。」と楽しそうに会話をしていました。
　ものを売り買いするだけではなく、体験できるゲームも取り入れて２倍楽しめる工夫がたくさんみられ、見ているこちら側もウキウキ。子どもたちが買い物をする際は手作りのスマートフォンをバーコードに「ピッ！」とかざし品物と交換していたのでした。今はお金でやりとりするよりも、カードや携帯をかざして買い物をする方が子どもたちにとっては身近で受け入れやすい様です。
　給食は、特別弁当が配られました。縁日なので、給食の先生も協力しお弁当箱に子どもたちの大好きなおかずを入れてくれました。
　このように公立保育所では、コロナで人との接触を避け中止されていた行事が次々と復活しています。「黙食」をしていた時期もありましたが、友達と向き合っておしゃべりしながら食べる様子は見ている側も嬉しくなります。
　行事は日常とは違う環境での体験によって、仲間と協力し合ったり、役割を担うことで自信に繋がったりします。「できた。」「楽しかった。」という思いや体験が次へのステップの土台となり心の成長につながると良いなと心から思います。
　保育所の様子は園庭開放や保育所見学で見ることができます。「大きくなったらこんな風に成長するのね。」と感じ、共に繋がり育つ子どもたちの様子を見てもらえたら嬉しいです。
（※保育所見学は予約制です。お電話でお問い合わせください。）