2022年9月号 双子のお子さんの妊娠について

双子のお子さんの妊娠について

 今回は、これから双子を迎えるご家庭の準備についてお話しします。

◎出産後のサポート体制を整えておきましょう
 出産後、お母さんはできるだけ家事を軽減して、双子の育児を行いながら体調の回復に努めることが大切です。しかし、赤ちゃんふたりを同時にお世話することになるのでお母さんの負担は大きくなります。双子を育てた方は、育児のなかでもお風呂、授乳、外出は特に大変に感じています。妊娠中から家族や周りの人に手伝ってもらえるように話し合っておきましょう。また、お父さんが一人でできる家事をできるだけ増やしておきましょう。

◎管理入院になることも多いので出産入院の準備は早めに
 管理入院とは、妊娠中のトラブルを防ぎ、万一に備えて予防的に入院することです。
妊娠中は、お腹が大きくなり、胎盤にかかる負担も大きくなります。管理入院をして安静にすることで、早産を予防することができます。妊娠28週から妊娠30週に早産の兆候が出やすいとも言われています。体調によっては突然、管理入院になることもありますので早めに入院準備をしておくことをお勧めします。また、上のお子さんがいる場合は、入院中の預け先についても考えておきましょう。

◎市の育児サービスの利用も考えましょう
 ご家族のお手伝いのほか育児のサポートが必要と感じたら、ふちゅうママパパ応援隊や産後ケア事業などを利用しましょう。ふちゅうママパパ応援隊では、ヘルパーさんが家事・育児等を手伝ってくれます。また産後ケア事業では、施設で育児や授乳の相談をしたり、休息をとることができます。どちらも利用の前に登録申請が必要ですので妊娠中に申請することを考えましょう。詳しくは府中市ホームページでご確認ください。利用申込書はホームページからダウンロードできます。また、申請は郵送でも可能です。
 双子の育児は手が足りなくなりがちです。サービスを上手に利用しながら、がんばりすぎないようにしましょう。

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