2022年9月号 「格別の味」

「格別の味」

 保育所の乳児クラスがプランターで夏野菜を育てています。先日収穫したピーマンやナスを腕いっぱいに抱えて給食室へ運んでいました。「おいしそうだね。」と声をかけると「うん。まだ食べられないから、給食の先生にもっとおいしくしてもらうんだ。」と話していました。
 そのあと給食の時間にみんなで食べたのだと思いますが、自分たちで育てた自然の恵みをいただくことは、おいしさだけでなく不思議さや驚きなど様々な気持ちを味わえるのだと思います。普段野菜を苦手としている子も完食したと嬉しい話を聞きました。
 送迎時に玄関で保護者の方と畑の話をしたら、「普段、家ではピーマンは食べないんですけどね。みんなで食べるとおいしいのでしょうね。」とのこと。おいしい気持ちって本人次第なのかもしれないですね。わくわく・ドキドキしたりしながら手に入れたものは、きっと格別の味なのだと思います。
 食欲の秋です。旬の野菜やくだもので、おいしい気持ちが育ちますように。

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