2022年6月号 「できないことより、いいことさがし」

「できないことより、いいことさがし」

 ある日、昨年度「はぐ」に来てくれていたママと保育所の玄関でばったり。「随分保育所に慣れましたね。」と声をかけると「朝、笑顔でバイバイされると何だか寂しくて。」と泣かないで離れていく姿に嬉しい反面寂しさがこみあげてくると言っていました。それから、「まだうちの子、紙パンツなのですが周りの子は布パンツですか?」と出来ていないことも気にしているようでした。
 我が子の未熟な部分が気になってしまう、それは親心のようにも思えます。でも新しい環境に慣れてきたときだからこそ、我が子の不十分なところに目を向けるのではなく、よく育っている部分に目を注ぎ、それを声に出して褒めてあげては如何でしょう。朝、笑顔でバイバイできること、お気に入りのおもちゃで夢中で遊べることなど一人で出来ることが増えたら、それは我が子のとてもよく育っている部分です。「いいね。」と伝えてあげましょう。行動を褒めてあげることで自信(やる気)につながります。
 一緒にお風呂に入ったり、一緒に布団に横になったり、おしゃべりをしたりしてゆったり過ごしたい、そんな季節ですね。

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