2022年4月号 歌によるコミュニケーション

歌によるコミュニケーション

保育所のお迎え時、お父さんの自転車の後ろにのっている子が「♪どんな色がすき ~?」「青」「だめ。青はぼくのだから、父ちゃんは緑にして。」「はい。じゃあ緑・・・。」「緑色が好き~♪」とウキウキしながら歌っているそばを通りかかりました。思わず一緒 に口ずさみたくなりましたが、歌は子どもを陽気にし周りの人も楽しい気分にさせてくれるものだなと感じます。子育てひろばには0歳児の赤ちゃんもたくさん来所しますが、言葉が話せない赤ちゃんに歌をうたってあげると、泣き止むことがあります。歌は赤ちゃんの気持ちを落ち着かせ る役割があり、穏やかな気持ちにさせてくれるようです。しかし機嫌がよくなるからと、初めて出会う赤ちゃんにうたってあげても信頼関係が出来ていないので、恐怖心を与えてしまい、逆に大泣きされてしまいます。赤ちゃんがご機嫌になるとき・・・それは、普段聞きなれているお母さんの声や普段から関わりのある大人が、笑顔で自然にうたってあげるときです。どんな歌でもママの歌声にかなうものはありません。先日、幼児クラスに読み聞かせに入った時に「♪どんな色がすき~。」とうたいかけてみたら、にやにやしながら、数人の子が集まってきました。知っている子も多く、「黄色。」「むらさき。」「レッド。」など色々応えてくれました。歌はどの 年齢の子も大好きです。会話をしなくてもコミュニケーションの手段に なりますし、いつでもどこでも楽しめるのが良いですね。 これからの時期、春の歌を子どもたちとたくさん楽しんでいきたいと思います。

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