2022年11月号 むし歯予防にフッ素入り歯みがき剤を取り入れてみましょう!

むし歯予防にフッ素入り歯みがき剤を取り入れてみましょう!

 丈夫で健康な歯を保つには、毎日の歯みがきがかかせません。むし歯予防のために、フッ化物配合歯みがき剤をとりいれてみましょう。みなさんには「フッ素入り歯みがき剤」のほうが身近かもしれませんね。
 お子さんに使い始める時期の目安は、ぶくぶくうがいができ、口に含んだ水を吐き出しができるようになってからになります。
 フッ化物が入っている商品は、パッケージの「成分表示」にフッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、フッ化第一スズ(SuF2)と書いてありますので、確認していずれかが入ったものを購入するようにしましょう。味は何味でもかまいません。お子さんの好みの味を見つけ継続して使えると良いでしょう。
 効果的な使い方は、何もつけずに丁寧に歯をみがき、しっかりとうがいをします。そのあとに歯ブラシに歯みがき剤を豆粒大(5mm:約0.25g)つけ、歯みがき剤が歯全体に広がるように2分間ぐらいみがき、口の中の歯みがき剤を吐き出した後、少量の水でうがいをします。歯みがき後は1時間くらい飲食を控えると、より効果的です。使用回数は、3歳未満は1日1回、3歳をすぎたら1日2回使うことがすすめられています。
 フッ化物には
①歯のエナメル質を丈夫にする
②細菌の働きを抑え、酸を作るのをおさえる
③むし歯になりかけた部分をもとに戻す(再石灰化)
の3つのはたらきがあります。
 ただし、フッ化物はむし歯予防の万能薬ではありません。塗ったからといって安心せずに、毎日の歯みがき(仕上げみがき)や、甘い食べ物・飲み物の摂りすぎに注意すること、定期的に歯科健診を受けることも大切です。
 子育て世代包括支援センター「みらい」で実施している歯科事業では、お子様の月齢に合わせた歯科保健指導に力を入れています。歯みがき剤の使い方や選び方がわからない、上手に歯みがきをするコツを知りたいなど、歯や口のことで気になることがあったら、お気軽にお問い合わせください。

(問い合わせ先)子育て世代包括支援センター「みらい」
母子保健係(フォーリス3階)
       TEL 042-368-5333

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