2023年1月号 「気持ちをわかってもらえた体験」

「気持ちをわかってもらえた体験」

 「はぐ」きたやまには、トトロの時計があって、正午になると「さんぽ」のメロディーが流れます。音楽がなると「お片付け」の時間なので、子どもたちの中にも浸透してきているのか「ないない。(お片付け)」と玩具箱や棚に片付けをする子もいます。もっと遊びたいのでしょうが、なんとなく「はぐ」のルールを感じているのでしょう。
 片付けが終わり「きれいになったね。」「ありがとうございました。」と子どもたちに声をかけ丁寧に御礼をいうと皆嬉しそうです。 皆で一緒に片付けをしたり、お友達と玩具の貸し借りをしたりすることは、社会のルールを学ぶ場にもなっていると感じます。コロナ禍で時間制ですが、皆で一緒に帰れるので帰り道も楽しそうです。
 さて、「早くしなさい。」「早く、早く。」は日本の子どもたちが大人に最も言われている言葉だそうです。特に時間がないときは、つい口に出してしまいがちですよね。子どもは今、この瞬間を楽しんでいるので行動の切り替えがなかなか難しいときは「もっと遊びたかったね。」「今日はおしまいだから、また明日来ようね。」など理由をきちんと説明したりすると素直に聞いてくれたりします。
 社会生活での様々な体験、自分の気持ちをわかってもらえた体験は他の人への共感する気持ちを育てます。子どもはいろいろな人と関りながら生きる力を蓄えていきます。「はぐ」での体験もその一つ。
 人との出会いを大切に一緒に子育てを楽しんでいきましょう。

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